あなたは今までの人生の中で、幾度となく誰かを祝福したり、誰かに祝福されたりすることを経験されているでしょう。
この世に誕生した時。
初めて歩いた時。
誕生日やお祝い事など。
祝福により、喜びや幸福感、あたたかさを感じながら、命への感謝を捧げる機会を持つことができます。ここでは、私たちが普遍的に持っている”ニーズ”についての視点を意識することが大切です。そして、ニーズが満たされた時、満たされなかった時のどちらともが祝福に値します。
このニーズとは、私達の感情が湧き出てくる源であり、私たちが生きていく上で大切なもの、人生を豊かにしてくれるものです。さらに深く掘り下げてみると、ニーズは自分の中の生命エネルギーとつながることをサポートし、自分自身とつながること、人と人との深いつながりを促す大切なものとも言えます。
具体例として、友人に些細なことで誤解されてしまった出来事があったとします。本人がその時感じているのは、悲しい、寂しいという感情です。そしてなぜ悲しいのか、その感情が湧き出てくる源には、友人との親密でありたい、つながりたいという大切なニーズがあるのです。感情はニーズを気づかせてくれるもので、つまり全ての感情にはニーズが紐付いているとも言えます。
ニーズが満たされた時、その人にとっての大切なものが理解され大事に扱ってもらえたことになるので、本人も周りの人も幸せになります。
ニーズが満たされなかった時、悲しい思いをするかもしれません。しかし、その満たされなかった場合でも、自分のニーズに気付くことができます。そしてそのニーズが自分にとって大切であることが、より明確になります。これが自分の人生のギフトになるかもしれません。
どちらも、あなたの人生にとって、命を大事にすることへの祝福となります。
祝福はできれば一人ではなく、他者からも祝ってもらいましょう。
多くの祝福から得られる幸福感、そして人とのつながりの中で育まれる愛や慈悲の心が、より大きな愛を生み出し、私たちを豊かにしてくれるでしょう。
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